ニュース・イベント

【研究成果】 ETSイベント(深部低周波微動とスロースリップが同期して発生するイベント)の成長過程を解明

2021/03/01

地球事務

地震学研究室の中本敬大さん(2019年度修了)、平松良浩教授らは、産総研との共同研究として、深部低周波微動の放射エネルギーの時空間分布から、紀伊半島北部で発生したETSイベントは共通した高放射エネルギー領域が存在すること、その高放射エネルギー領域の階層的な破壊によりETSイベントの成長過程が支配されていること、また、ETSイベントの初期部分の成長過程から最終的なETSイベントの大きさは決まらないことを明らかにしました。

これは沈み込み帯のプレート境界面遷移領域で発生するスロー地震の発生過程を理解する上で重要な発見であり、その浅部側で発生する巨大地震の発生過程の解明に寄与するものです。

雑誌名:Earth, Planets and Space
論文名:Cascading rupture of patches of high seismic energy release controls the growth process of episodic tremor and slip events
著者名:Keita Nakamoto, Yoshihiro Hiramatsu, Takahiko Uchide, Kazutoshi Imanishi
論文は こちら(出版社のページ)

白山手取川ジオパーク学術研究発表会

2021/02/23

地球事務

白山手取川ジオパーク学術研究助成を受けた森下研究室B4の若園さんの研究発表「白山市角閃石かんらん岩中のジルコン U-Pb 年代測定」が「水の旅学特別編」として白山市民交流センターで行われました。

まだ日本が大陸の一部であった時代における、東アジアの中での白山地域の位置付けを明らかにするための貴重な研究結果でした。

Youtube第三弾:卒業生インタビューを公開しました

2020/10/17

地球事務

2019年に大学院修士課程(博士前期課程)を修了して出版業に就職された鈴木さんへのインタビュー動画を公開しました.
Youtubeへのリンク:https://youtu.be/gzeE4BhIRvc

公開講座 11月28日(土)「日本海とは:海になる前,海になる時, 金属資源そして九谷焼との関係」(申し込み締切11月20日)

2020/10/17

地球事務

地球惑星科学コースの森下教授による公開講座です.

我々にとってそこにあって当然の存在である日本海。しかし,地球の歴史的には最近(2000 万年前ほど)でき始めた新しい海です。日本海が形成される前はどのような環境だったのか?日本海が形成されるとはどういうことか?日本海と太平洋の違いとは?まだまだわからないことがあります。
そして,日本海の形成には,想像を絶する火山活動が伴っていたと考えられています。これらに伴って,金属資源(元素の濃集)や,柔らかい土(粘土)が形成されたと考えられています。日本海が生まれた結果,我々の文化に影響を与えた地質学的な背景が構築されたわけです。
日本海形成前の日本,形成で何が起きたのかを学習しながら,地質学が文化に与えた影響などを想像できる時間にしたいと思います。
お申し込みはhttps://open-learning.crc.kanazawa-u.ac.jp/kouza/287/detailからお申し込みください.

令和3年度(2021年度)特別入試(推薦入試など)の学生募集要項が公開されました

2020/10/02

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令和3年度(2021年度)のKUGS特別入試(推薦入試など)の募集要項が公開されました.

KUGS特別入試は金沢大学の各学域(学部のようなもの)や学類(学科のようなもの)ごとに様々な推薦入試や特別選抜があります.
地球惑星科学コースでは,コース独自の特別入試を行います.
詳細は募集要項をご覧ください.

また,あわせてコース独自のKUGS特別入試についてのチラシもご覧ください.

【リンク】
令和3年度(2021年度) KUGS特別入試 学生募集要項
KUGS特別入試 地球惑星科学コース版 チラシ

Youtube第2弾!「地球惑星科学コースってこんなところ!」<学生自主製作動画>

2020/10/02

地球事務

学部3年生有志がコース紹介動画を製作してくれました.

企画・撮影・編集のすべてを学生の皆さんが担当.
クスっと笑える要素満載で,地球惑星科学コースの雰囲気が丸わかえいの仕上りです.

力作をご覧ください.
https://youtu.be/oEd5-qP7uW0

※本動画は2020年8月に実施したウェブオープンキャンパス用に制作したものです.

Youtubeはじめました!第1弾動画は福士先生によるWeb講義「水の科学:地球外惑星で生命生存環境を探る」

2020/09/26

地球事務

地球惑星科学コースのYoutubeチャンネルを公開しました.
コースや教員の紹介,研究紹介,ミニ講義,学生・卒業生インタビューなどを掲載していく予定です.
第1弾は福士 圭介教授によるWeb講義「水の科学:地球外惑星で生命生存環境を探る」です.
福士先生らは,環境化学で培った粘土鉱物の知識を使って,かつての火星に存在した水の水質を推定しました.その結果,生命が存在していたとしておかしくない水質であることを突き止め,その成果がNature Communicationsに掲載されました.
このWeb講義はその研究成果を講義形式に約20分でまとめてくださったものです.

ちなみに,かつて火星に存在した水は,味噌汁もしくはラーメンの味だっただろう!とのことです!!
https://youtu.be/ikQ0zITHKfM

KUGS特別入試 地球惑星科学コース版(学校推薦型)が令和3年度入試からスタートします

2020/09/26

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令和3年度入試から,従来のAO入試や推薦入試に代わる入試としてKUGS特別入試が導入されます.KUGSとはKanazawa University Global Standardの略で,社会の大変革期においても活躍できる人を育成するためポリシーのことです.そのポリシーに沿った人物を選抜するための試験がKUGS特別入試です.
地球惑星科学コースでは,コース独自の特別入試を実施します.そのチラシ(PDF)を作成しました.
チラシはこちら

KUGS特別入試についての詳細はこちらをご覧ください.

【イベント】10/4市民講演会 石と水と生命

2020/09/07

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10月4日(日)に市民講演会「石と水と生命」が開催されます。
生命の祖先は地球上のどこで生き延びてきたのか?生命はどのくらい過酷な自然環境に耐えられるのか?地球以外で生命が生存できる環境はあるのか?人類最大の謎「生命の存在条件」を探るためには地球の中も,地球外惑星のことも知らねばなりません.これらの課題に迫る金沢大学の地質学者と環境科学者による最新成果を公表します。

参加無料ですが、事前申込制となっております。以下のリンクよりお申込みください。
また詳細も以下のリンクをご覧ください。
高校生向けKUGSライブセミナーにもなっております。皆様のご参加を心待ちにしております。

金沢大学環日本海域環境研究センターホームページ

日 時:令和2年10月4日(日) 13:30~15:15
場 所:金沢大学角間キャンパス自然科学系図書館棟1階大会議室

【研究成果】モンゴル・アルカリ塩湖の湖水からモノハイドロカルサイトの生成を確認

2020/07/28

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水質地球化学研究室の福士圭介教授、今井英吾さん(2017年度卒業)、北島卓磨さん(博士前期2年)、バーサンスレンさん(博士後期課程2年)らは、自然界のアルカリ塩湖からのモノハイドロカルサイト生成の鉱物学的証拠を世界で初めて見出し、その成果が国際誌MINERALSに掲載されました。モンゴル国立大学・東京工業大学との共同研究です。
2018年発表成果(Fukushi and Matsumiya 2018)では、希少鉱物モノハイドロカルサイトは世界のアルカリ塩湖で普遍的に生成することを予測しました。一方、自然界のアルカリ塩湖からのモノハイドロカルサイトの直接生成の証拠はこれまで報告されておりませんでした。本研究ではモンゴルのValley of Gobi Lakeの3つの湖を対象に調査を行い、採取した湖水に含まれる懸濁物の鉱物学的分析から、いずれの湖でもモノハイドロカルサイトが存在していることを見出しました。この発見は、2018年発表成果(Fukushi and Matsumiya 2018)を裏付ける重要な成果です。
太陽系のいくつかの氷天体の内部海は、高pH、高重炭酸イオン濃度に特徴づけられ、塩湖のような水質であると考えられています。地球の塩湖に普遍的にモノハイドロカルサイトが生成しているように、内部海にもモノハイドロカルサイトがひそかに生成している可能性があります。本研究ではその可能性に基づき、モノハイドロカルサイト-水間の化学平衡論を駆使することでエンセラダス内部海の水質を復元も行いました。

雑誌名: MINERALS
論文名: In Situ Formation of Monohydrocalcite in Alkaline Saline Lakes of the Valley of Gobi Lakes: Prediction for Mg, Ca, and Total Dissolved Carbonate Concentrations in Enceladus’ Ocean and Alkaline-Carbonate OceanWorlds
発表者名: Fukushi K., Imai E., Sekine Y., Kitajima T., G. Baasansuren, D. Davaadorj, Hasebe N.
論文はこちら(出版社のページ(オープンアクセス))

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