ニュース・イベント

【イベント】10/4市民講演会 石と水と生命

2020/09/07

地球事務

10月4日(日)に市民講演会「石と水と生命」が開催されます。
生命の祖先は地球上のどこで生き延びてきたのか?生命はどのくらい過酷な自然環境に耐えられるのか?地球以外で生命が生存できる環境はあるのか?人類最大の謎「生命の存在条件」を探るためには地球の中も,地球外惑星のことも知らねばなりません.これらの課題に迫る金沢大学の地質学者と環境科学者による最新成果を公表します。

参加無料ですが、事前申込制となっております。以下のリンクよりお申込みください。
また詳細も以下のリンクをご覧ください。
高校生向けKUGSライブセミナーにもなっております。皆様のご参加を心待ちにしております。

金沢大学環日本海域環境研究センターホームページ

日 時:令和2年10月4日(日) 13:30~15:15
場 所:金沢大学角間キャンパス自然科学系図書館棟1階大会議室

【研究成果】モンゴル・アルカリ塩湖の湖水からモノハイドロカルサイトの生成を確認

2020/07/28

地球事務

水質地球化学研究室の福士圭介教授、今井英吾さん(2017年度卒業)、北島卓磨さん(博士前期2年)、バーサンスレンさん(博士後期課程2年)らは、自然界のアルカリ塩湖からのモノハイドロカルサイト生成の鉱物学的証拠を世界で初めて見出し、その成果が国際誌MINERALSに掲載されました。モンゴル国立大学・東京工業大学との共同研究です。
2018年発表成果(Fukushi and Matsumiya 2018)では、希少鉱物モノハイドロカルサイトは世界のアルカリ塩湖で普遍的に生成することを予測しました。一方、自然界のアルカリ塩湖からのモノハイドロカルサイトの直接生成の証拠はこれまで報告されておりませんでした。本研究ではモンゴルのValley of Gobi Lakeの3つの湖を対象に調査を行い、採取した湖水に含まれる懸濁物の鉱物学的分析から、いずれの湖でもモノハイドロカルサイトが存在していることを見出しました。この発見は、2018年発表成果(Fukushi and Matsumiya 2018)を裏付ける重要な成果です。
太陽系のいくつかの氷天体の内部海は、高pH、高重炭酸イオン濃度に特徴づけられ、塩湖のような水質であると考えられています。地球の塩湖に普遍的にモノハイドロカルサイトが生成しているように、内部海にもモノハイドロカルサイトがひそかに生成している可能性があります。本研究ではその可能性に基づき、モノハイドロカルサイト-水間の化学平衡論を駆使することでエンセラダス内部海の水質を復元も行いました。

雑誌名: MINERALS
論文名: In Situ Formation of Monohydrocalcite in Alkaline Saline Lakes of the Valley of Gobi Lakes: Prediction for Mg, Ca, and Total Dissolved Carbonate Concentrations in Enceladus’ Ocean and Alkaline-Carbonate OceanWorlds
発表者名: Fukushi K., Imai E., Sekine Y., Kitajima T., G. Baasansuren, D. Davaadorj, Hasebe N.
論文はこちら(出版社のページ(オープンアクセス))

【研究成果】鉱山活動に起因する汚染土壌からの有害元素溶出挙動を解明

2020/06/18

地球事務

水質地球化学研究室のバーサンスレンさん(博士後期課程2年)らは、鉱山活動に起因する汚染土壌からの有害元素溶出挙動と機構を解明し、その成果が米国化学会発行の国際誌ACS Earth and Space Chemistryに掲載されました。富山大学・東京大学・中国長安大学との共同研究です。
富山県南部のある山の山腹には、江戸時代から明治時代に活動していた鉱山の廃棄物が捨てられております。
本研究では、廃棄物と周辺土壌を細かく採取して、含まれる有害金属(砒素・鉛・カドミウム)がどのような形態で存在しているか調べました。
その結果、現在の周辺水質条件ではあまり水に溶出しない形態で存在しているものの、塩分が濃くなったりpHが下がったりすると、大量に溶出してしまう可能性が示されました。

雑誌名: ACS Earth and Space Chemistry
論文名: Comparison of Chemical Speciation of Lead, Arsenic, and Cadmium in Contaminated Soils from a Historical Mining Site: Implications for Different Mobilities of Heavy Metals
発表者名: G Baasansuren, Fukushi K, Akehi A, Takahashi Y, Zhao X, Kawasaki K
論文はこちら(出版社のページ)

博士後期課程バスカさんの留学体験談がJASSO日本学生支援機構のHPに掲載されました

2020/06/17

地球事務

モンゴルからの留学生である水質地球化学研究室のバーサンスレン(バスカ)さんの留学体験談がJASSO日本学生支援機構のHPに掲載されました。
詳しくはこちらをご覧ください。

【研究成果】不純物を含まないモノハイドロカルサイトの合成方法を確立

2020/04/14

地球事務

水質地球化学研究室の北島卓磨さん(博士前期課程2年)らは不純物を含まないモノハイドロカルサイトの合成方法を確立し、その成果が国際誌MINERALS誌に掲載されました。東京大学・東京工業大学・高エネ研との共同研究です。

水質地球化学研究室ではこれまでに、モノハイドロカルサイト(以下MHC)はリンやヒ素といった有害元素のすぐれた吸着材料として働くことを明らかにしてきました。しかし室内で合成されたMHCは必ず不純物として多量のマグネシウムを含み、不純物のマグネシウムは吸着効果を阻害することが問題となっておりました。本研究では、低温(5℃)で合成を行うことで、不純物をほとんど含まないMHCを作成できることを世界で初めて明らかにしました。この成果は厳冬期におけるモンゴル塩湖での鉱物生成現象からアイデアを得たものです。また本成果を利用することで、純度の高いMHCを簡単に合成することができ、環境浄化材料としての利用につながること期待されます。

雑誌名: MINERALS
論文名: Simple, Reproducible Synthesis of Pure Monohydrocalcite with Low Mg Content
発表者名: Kitajima T., Fukushi K., Yoda M., Takeichi Y., Takahashi, Y.
論文はこちら(出版社のページ:オープンアクセス)

福士圭介准教授らの研究成果がNature Index「Research Highlight」(2020年2月)に選出されました

2020/03/06

地球事務

世界トップクラスの研究成果を国・機関別にプロファイリングするデータベース「Nature Index」では,Nature Indexが選定した82ジャーナルに掲載された金沢大学所属の研究者の論文の中から,Springer Natureの編集チームが毎月1本選んで,”Research Highlight”として紹介してます。
2020年2月は,水質地球化学研究室の福士圭介准教授らの共同研究グループによる研究が”Mars rover pores over ancient lakes”と題して取り上げられています。
詳細はこちら(Nature Indexのページ)

【研究成果】フェリハイドライト(鉄さび)によるウラン吸着予測モデルを構築

2020/02/20

地球事務

水質地球化学研究室の小林ゆいさん(2018年度博士前期課程修了)、福士准教授、北海道大学小杉重順さんの研究グループは、フェリハイドライト(鉄さび)へのウラニル吸着素過程をモデル化することに初めて成功し、その成果が米国化学会発行の英文誌「Environmental Science and Technology」に掲載されました。

今回開発したモデルでは、自然界で想定される幅広いpH、塩濃度、ウラン濃度、二酸化炭素分圧条件における鉄さびによるウラン吸着挙動を予測できます。長年試行錯誤されてきた鉄さびによるウラン吸着予測モデルの最終決着版ともいえるものです。

雑誌名: Environmental Science and Technology
論文名: A Robust Model for Prediction of U(VI) Adsorption onto Ferrihydrite Consistent with Spectroscopic Observations
発表者名: Kobayashi Y, Fukushi K, Kosugi S.
論文はこちら(出版社のページ)

【研究成果 : GSC】南海トラフ深部のゆっくりすべりの時間変化を解明

2020/02/05

地震学研究室

2018年度に金沢大学GSC(グローバルサイエンスキャンパス)の第2ステージで平松研で研究活動を行なった横浜サイエンスフロンティア高等学校の河野さんと修士課程の中本さん、地震学研究室の平松教授は南海トラフ深部のゆっくりすべりの時間変化について Earth, Planets and Space 誌に発表しました。

南海トラフの沈み込み帯における深部低周波微動の解析から、短期的スロースリップイベントと深部低周波微動が同期して発生する領域のゆっくりすべりの地震モーメント解放率の時間変化を推定しました。

その結果、南海トラフ深部でのゆっくりすべりの活動には2011年東北地方太平洋地震の影響はなかったこと、紀伊南部および中部では長期的なゆっくりすべりの地震モーメント解放率の減少が見られたことを報告し、プレート境界面の摩擦状態が変化した可能性を論じました。

雑誌名:Earth, Planets and Space
論文名:Temporal variation in seismic moment release rate of slow slips inferred from deep low-frequency tremors in the Nankai subduction zone
発表者名:Yoko Kono, Keita Nakamoto, Yoshihiro Hiramatsu
論文はこちら(出版社のページ)

【研究成果】火星の水はミネラル豊富な塩味だった -太古の火星が生命生存に適した星だったことを水の水質復元から立証!-

2019/11/05

地球事務

水質地球化学研究室の福士圭介准教授,大学院自然科学研究科博士前期課程1年の森田康暉さん,東京工業大学地球生命研究所の関根康人教授(金沢大学環日本海域環境研究センター客員教授),米国・ハーバード大学のRobin Wordsworth(ロビン・ワーズワース)准教授,物質・材料研究機構の佐久間博主幹研究員らの共同研究グループは,太古の火星に存在した水の水質復元に世界で初めて成功し,塩分やpHといった火星の水質が生命の誕生と生存に適したものであることを明らかにしました。

詳しくはこちら(金沢大学プレスリリース)

雑誌名: Nature Communications
論文名: Semiarid climate and hyposaline lake on early Mars inferred from reconstructed water chemistry at Gale
発表者名: Fukushi K, Sekine Y, Sakuma H, Morida K, Wordsworth R.
論文はこちら(出版社のページ)

バスカさん・今村さん日本地球惑星科学連合2019年大会 学生優秀発表賞受賞

2019/07/16

地球事務

水質地球化学研究室のBaasansuren Gankhurelさん(博士後期課程1年)と実験地形学・堆積学研究室の今村 明弘さん(博士前期課程2年)が、日本地球惑星科学連合2019年大会で学生優秀発表賞を受賞しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

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